オイディプス王を読んでみた!
オイディプス王を読んでみたらまったく意味が分からない上に、とっても胸糞が悪かった話です。
今回の本
きっかけ
最近、やっと、やっと、萬斎さんの著書「狂言三人三様 野村萬斎の巻」を見つけたんです!!!もう書店には並んでいないようで…。中古で見つけたものが届き、最近読み始めました。
初めのところで、蜷川さんが萬斎さんについて書かれているのですが、その中で出てきた「血糊や棒を振り回すオイディプス王・萬斎さんを見て、云々…」とあって…
血糊!?棒を振り回す!?
何それ楽しそう!!!!
と思った私は、早速ググってwikiを見たのですが…。
意味分からない
以下、wikiテーバイの王オイディプスは国に災いをもたらした先王殺害犯を追及するが、それが実は自分であり、しかも産みの母と交わって子を儲けていたことを知るに至って自ら目を潰し、王位を退くまでを描く。
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(´・ω・`)ん????wwwww
これだけ見ると軽くパニック…。
文としてはとても短いのですが、文法の難易度が高い。(笑)
難易度を下げましょう…。
主人公のオイディプスくんは、テーバイという国を治めている王様である。
テーバイに災いをもたらしている原因が”先代の王を殺した者”だと知り、オイディプスくんはその先代王を殺した犯人を追及(国外追放)にする。
しかし、その先代王を殺したのは自分だった。
更に、オイディプスくんは自分の母親との間に子を儲けてしまったことを知り、自ら目を潰して王位を退く。
…いや、引き続きパニックwwwww
自分がオイディプスになった気分wwww
是非、本を読んでほしい!!!!
いや、読んでも分からないかも…。観客は真実を知っている前提で見る劇なので、あれなんですけどww
でもでもでもでもでもでもでも、知らないで読むとオイディプスくんの驚くという意味での衝撃が感じられますよ…。
軽いミステリーだよこれ…。
叙述トリックとはまた違う叙述トリック…(何言ってるの)
感想
胸糞悪すぎる…。何この不憫すぎて何も救われない感じ…。
父親の危機管理能力がゴミ
自分が殺されるかもしれないって言われた時点で何故目の届かないところに息子を置いたwww本当にやばいと思っているなら自分の目の届かないところに置かないでしょうwwwと、思いました。大人って無責任
でも、そもそもその危機管理をしなければいけなくなったのって、神託で警告されてたのに酒に溺れて交わったからでしょう!?バカなんですか!?
その後生まれてくる子供のこと何も考えなかったのかな……と。
私自分は大人と言われる年齢にはなったのですが、今でも心の中がガキなので、大人が嫌いなんですよ。みんな嫌いなわけじゃないし、私の人生の分岐点にはいつも頼れる大人が立っていてくれたので、大人好きなんですけど、大人嫌いなんですよwwww
典型的な嫌いなタイプ、この人www
ママンの自殺
いやさ、君が死んだら息子さんどうすんのよ…。圧倒的神だけど結局決めてるのは本人
神託が正義の時代なのは分かるんですけど、その神様が「死になさい」と言っていないんだから、別に死ななくたっていいんじゃないですかって思う。この神託で神から直接「滅却せよ」といわれた人はだれ一人もないのに、ママンは自殺。オイディプスくんは目をブスブス。
本人がどう生きるべきか、何も言ってないので、結局自分の人生、自分の在り方を決めるのは自分なんだなと思いました。
オイディプスくんは友達
私は自分の両親は嫌いだし、こんな家に、こんな家系に生まれなかったら……と思ってしまうし、自分は生きているけど、家という単位で見ると自分の存在価値はないので、なんかオイディプスくんは他人事には思えないんですけど、だからこそオイディプスくんには幸せになってほしかったです。私はうまいこと屈折して、開き直って、無責任を前面に出すことで今を生きているのですが、オイディプスくんは本当にまじめで、実直で、素直で、一生懸命で、何だか幼稚園時代にアンパンマンになることを夢見てそのまま小学生になっちゃった自分とダブるので、本当辛い。
何故君が目を潰さなくてはいけないのか……。
まとめ
ものすごく胸糞悪いですけど、知らないまま読めばミステリーとしても楽しめますし、何より本が薄いので一時間もしないで読めます。ちょっとした日常のスパイスに胸糞オイディプスくんを読んでみてはいかがでしょうか。
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