【旧】狂言の台本 ①大蔵流






今回は、大蔵流の狂言本の翻刻や複製などがないか調べてみました。
一応流れとしては

①虎明本/②虎清本
③虎寛本
④虎光本
⑤山本東本/⑥茂山千五郎家本

らしいので、見つけられたものから。




①大蔵虎明本(虎清の息子。長男)



 寛永19年(1642年)大蔵弥右衛門虎明。全8冊237番。
 セリフをそのまま記述したものだそうです。
 虎明さんは他に「わらんべ草」?というものもあるそうです。


原本:?

 「狂言之本」?「虎明狂言集」?どちらが本当の名前なのか、それとも二冊あるのか…
 原本はどこに所蔵されているのか…調べても調べても出てこない…。
 見つかり次第更新します。


複製:「古本能狂言集(5冊)」

 笹野堅
  第2
  第3
  第4


翻刻: 「大蔵虎明本狂言集の研究」 

著:池田廣司・北原保雄





②大蔵虎清本(お父ちゃん) 



  正保3年(1646年)八右衛門清虎書写。
  名前はお父ちゃんの「虎清本」となっていますが、書写したのは次男の清虎さん。
  虎が先か、清が先か…。実にややこしい名前。
  大部分が失われ、一冊8番が現存しているのみだそうです


原本:?

  これであっているのかわかりませんが、8番って書いてあったからこれ?
  もう一つ、文書6通をまとめたものもありました。
  ↓


複製?翻刻?

 天正狂言本+虎清本です。





③大蔵虎寛本

寛政4年(1792年)弥右衛門虎寛、書写。全7冊165番。
  現行演出とほとんど大きく変わらないらしい。


翻刻:「狂言集(三冊)」 著:笹野堅


 国立国会図書館デジタルコレクション上
 
 
 

④虎光本

文化14年(1817年)八右衛門虎光、書写。16冊164番。

原本:?


複製?翻刻?:「大蔵虎光狂言本」

 橋本朝生
 CiNii 大学図書館検索ページ



⑤山本東本

山本東次郎則正、書写。194番。
 山本東次郎家の現行台本??

原本


翻刻?:「狂言集」(日本古典文学大系 二冊) 

著:小山弘志
 CiNii 大学図書館検索ページ
 


⑥茂山千五郎家本

もしくは「茂山真一本」とも言われているようです。茂山千作真一、書写。
 昭和10~49年(1935~74年)184番。

翻刻



1)「謡曲・狂言・花伝書」 編:小山弘志


   六つだけ取り出したもの?
   CiNii 大学図書館検索ページ
 
 

2)狂言集<完訳日本の古典>


   CiNii 大学図書館検索ページ
 

3)「狂言集」(日本古典文学全集 35) 著:北川忠彦・安田章


   CiNii 大学図書館検索ページ


4)「狂言集」(新編 日本古典文学全集 60) 著:北川忠彦・安田章







3)4)は「新編なので3だけ見れば?」と考えがちですが、私はどちらも読むのがオススメです。


3)→台本(六義)の変遷が図になっていてわかりやすいです。
   でも略称が多いのでそこから適切な検索語彙を抽出するのには苦労します。
   あと、その時代の流派の家系図なんかも載っているのですが、その時の萬斎さんが武司さんでした。 (いやおかしい。いつでも武司さんだわ。)

4)→人名や頭注がカラーになっており、文字の印刷も美しく、非常に読みやすいです。
   しかし、台本が図になっておらず、文でしか触れられていないので非常にわかりにくいです。



こんな感じでしょうか。
分かり次第また随時更新できたらなあ、と思います。
詳しい方いらっしゃれば教えてください。(笑)
もう一日中調べる作業をしていて、肩凝るわ目が痛いわ吐き気するわで(笑)
しばらく見たくない(笑)



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